【Vtuber】雑談枠!【兎月 千夜ch】

 

 こんらびー!

 物書き系Vtuber兎月(うづき) 千夜(ちや)だよ〜。
 今日の配信は、内容を決めずにのんびり雑談をしていこうかなって。
 聞きたいこととかあったら、チャット欄に書きこんでいってね。

 あっ、スパチャありがとうございます〜!

 えっと、「もうすぐクリスマスですが、なにか予定はありますか」。
 安心してけオタク〜! とくに用事は入ってないよ。ほんとほんと。
 「好きな食べ物は?」。ガトーショコラかな。
 「下着の色は?」。そういうの普通にセクハラだからな、オタク〜?

 ふんふん……。「最近はまっている趣味」かぁ。ちょっと長くなるかもなので、覚悟しなよ☆

◇◆◇◆◇◆◇

 近頃は、もっぱら「シノビガミ」に熱中してるかな。


 あ〜、やっぱ知ってる人はそんなに多くなさそうだね。

 うーんと、これを説明するためには、まず「TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)」の話からしないといけないんだけど……。
 しっかりめの解説をしようとすると、飽き性リスナーはいなくなっちゃいそうだし。
 なにより、オタクくらいめんどくさい概念だから、詳らかに語るのも得策じゃないというか。
 そんな感じで、ふわっと。

 まず、「RPG」って付いてるとおり、これって今の「ロールプレイングゲーム」にかかわる存在なんだ。
 もともとはTRPGのほうが「RPG」って呼ばれていたんだけど、後から出てきた「CRPG(コンピュータ・ロールプレイングゲーム)」と区別するために、いまの名前になったんだって。
 こういうの、「レトロニム」って言うらしいよ。
 一つ賢くなったね、オタク!
 閑話休題

 さて。じゃあ「TRPG」と「CRPG(RPG)」はどう違うの? っていうと……。
 大きな違いとしては、「CRPG」において機械が演算しているアレやソレを、「TRPG」では人間が処理しているところだね。

 「なんか難しそう」? ううん、そんなことはないよ。
 けっこう簡単にできるようになってるし、慣れていないうちは、熟練者に教えてもらいながらプレイしていくこともできるからね。

 このゲームで、基本的に参加者は「GM(ゲームマスター)」と「PL(プレイヤー)」に分かれてプレイすることになるんだ。
 ゲームマスターは、プレイの進行役。
 場の提供やゲーム中の処理、「シナリオ」の用意などを行うよ。
 そして、プレイヤーは参加者になるんだ。

 ……あー、えっと。「結局のところ、どんなことをするゲームなの?」か。
 たしかに、ここまでの説明だとふんわりしているかもね。
 うーん。ざっくり言うと「GMとPLによって、ひとつの物語をつくるゲーム」かな。

 TRPGでは、自分ではないキャラクターを「演じる(ロールする)」ことができるんだ。
 PLが操るキャラクターは「PC(プレイヤーキャラクター)」、GMの演じるキャラクターは一般的に「NPC」と呼ばれるよ。
 このゲームにおいて、キミの分身となる「PC」や「NPC」は、歴戦の勇者だったり、裏社会の人間だったり、あるいは人間以外のなにかだったりするんだ。
 自分でない誰かになれる体験。それがTRPGの魅力のひとつだよ。

 もちろん、ゼロから物語をつくるわけじゃない。
 きちんと整備されたルールとランダム性、そして「シナリオ」の導きにしたがって、十人十色のストーリーが紡がれるんだ。

 「シナリオ」は、PCたちの冒険の、いわば筋書きみたいなもの。
 「かつて村を竜に焼かれた子どもたちが、大きくなって復讐の剣をとり竜を討ちにゆく話」「自身の呪われた血筋のルーツを探る青年が、遠方の街で冒涜的な真実を目の当たりにするまでの話」「異能力に目覚めてしまった少年が、すでに壊れていた日常を取り戻そうともがく話」とまぁ、いろいろ。
 PCたちは、それらを通じながら自分だけの真実に気付き、自分だけの解決策を見つけ、自分だけの選択を下す。
 あくまで、「シナリオ」は道を示すだけ。
 それを順当に歩いてもいいし、別の道を進んでもいいし、あるいは道半ばで立ち止まったりもするかもしれない。
 キミたちの想像力で、まったく違う結末を切り拓くんだ。

 その道中で、PCと敵対する何者かとの戦闘や、上手くいくかわからない乾坤一擲の賭けなどもあるだろう。
 そういうときは、サイコロを振ればいい。
 勝負の行く末や行動の可否は、サイコロの出目に委ねられる。
 そうして生まれるランダム性が、キミたちの物語に刺激を加えてくれることだろうね。

 ……ちなみに、判定の方法はサイコロだけに限らない。
 詳しくは後述するけれど、トランプで判定したり、そもそも判定が存在しないこともある。
 そういった例外もあるので、TRPGの説明は簡単に済まないんだ。
 閑話休題(はなしがそれました)。

 ここまで聞いて、こう思ったオタクもいるんじゃないかな?
 「外側をなぞるだけで、世界観なりがわかりにくい」って。
 ……いない? あっ、いた。

 それじゃ説明していくけれども。
 結論から言うと、世界観やルールは「好きなものを選んでいい」んだ。
 もちろん、参加者全員と共通している必要はあるけれどもね。

 「つまり、ぜんぶ自分たちで考えて用意しないといけない?」。いやいや、そうではないよ。
 TRPGには、それぞれ分かれた「システム」というものが存在するんだ。
 分かりやすく言えば、ゲームソフトみたいな。

 例えば、「New スーパーマリオブラザーズ」と「ポケットモンスター ダイヤモンド・パール」って違うよね?
 まず世界が違う。キノコ王国シンオウ地方は、まったく別の場所。
 主人公の立ち位置だって違う。姫を奪還しにいく配管工と、ポケモンを連れて旅をする少年少女じゃ、まるっきり異なっているね。
 操作方法だって違う。同じDSのゲームソフトだけど、ボタンによって割り振られている役割は、同じじゃない。

 「システム」による差異って、そういうこと。
 まったく違う世界で、まったく異なるPCたちの境遇で、まったく別のルールで、物語を紡ぐことができる。
 いまや無数に存在する「システム」のなかには、きっとキミ好みのものもあるはずだよ。
 それを見つけたなら、同じシステムが好きな人と遊べばいい。
 探すのが大変だったら、詳しい人に聞いてみてもいいかもね。

 「TRPGで遊ぶために必要なものは?」。ふむふむ、いい質問だねオタクくん。
 まずは、システム毎の「ルールブック」。プレイするのに必要な情報は、すべてそこに載ってるよ。
 本としてはちょっと割高に思えるものが多いかもしれないけれど、それさえ持っていればずっと遊べるわけだし、長期的に見れば安い買い物といえることだって多い。
 それでも手が出せないという場合は。もし友だちと一緒にプレイしたいというのなら、折半して読み回しをするのもひとつの手だよ。
 なかには、無料で読めるルールブックなんかも存在したりするから、まずTRPGに親しみたいオタクはそこから始めてもいいかもね。

 ルールブックを用意したら、次はサイコロを買いに行こう。
 どんなサイコロが必要かは、システムによって違うんだ。
 一般的な六面のほかに、四面や八面、二十面(!)なんかもあったりする。
 そういった特別なものでも、最近は百円ショップや通販でお買い求めできちゃったりするんだ。文明の進歩を感じるね。
 システムによっては、トランプが必要になったりもするよ。どちらにせよ、ルールブックを手に入れてから考えたほうがよさそうかな。
 最近はweb上ですべて完結させたりもできるから、サイコロを持っていないTRPGプレイヤーもそれなりにいるかも。

 あとは……。一緒に遊んでくれる友だちが必要だね。
 例外はあれど、基本的にTRPGをするには二人以上が必要なんだ。
 といっても、友だちのいないオタクが悲しむにはまだ早いよ。
 SNS上で参加者募集を行っていることがあるので、それに参加したり。専用のDiscord鯖に入ったり。あるいは、布教してみたり。
 昔より、参入しやすい環境にはなっていると思うよ。
 初心者歓迎のものもあるかもしれないので、そこが狙い目だね。

 とまぁ。ここまで説明したところで、最初の話に戻るけど。
 ボクが挙げた「シノビガミ」というのは、その「システム」の一種なんだ。

 時代設定は、主に現代日本か戦国時代。
 超人的な能力をもつ「シノビ」が、自らの信念や【使命】、あるいは譲れないなにかを賭けて、人知れず戦うドラマティック・忍術バトル・TRPG。それがシノビガミだよ。

 ほかのシステムと比べて演出できる幅が広いので、スタイリッシュにかっこよく活躍したいって人におすすめ。
 情緒的な展開に浸りたい人にもいいかも。

 ルールブックはそこそこするけれど、用意するサイコロは六面が2~6個でいいので、そこはお手軽。
 TRPG全体で中の上くらいの人口はあると思うので、参入も比較的簡単かな。

 プレイの様子を動画化した「リプレイ動画」というものもYouTubeニコニコ動画で見られるから、それを視聴してみるのもいいかもね。
 なかには、配信でプレイしてるVtuberさんもいたりするから、興味があったらチェックするのもよき。

 ……ふぅ。早口オタク語りしたから、喉が渇いちゃったよ。
 ちょっと水休憩。

 「水飲みたすかる」? そんなことで助からなくていいから。
 ちょうど切らしてたって、切らすものなの? これ。

 「ほかにもプレイしてるシステムはあるの?」。えーっと、「クトゥルフの呼び声TRPG」や「ソード・ワールド2.5」、「ダブルクロス3rd」とかかな。
 「マダミスとかやらないの?」。気になってはいるよ。友だちとやってみて慣れてきたら、配信でやれるか考えてみるね。

 というか、TRPGの話題でもう30分も話してたんだ。
 なんか他に聞いてみたいこととかある?

◇◆◇◆◇◆◇

 えっと、「物書きVって言ってるけど、どこで書いてる作品読めるの?」。
 最近はサイト投稿とかはしてないんだ。代わりに、ある企画に参加してるの。

 その名も、「書き出し祭り」。
 プロとアマが入り乱れる、仮面武闘会だよ!

 企画の概要を説明していこっか。
 100名の参加者が、それぞれ一作ずつ新規に書き上げた渾身の「書き出し」を、すべて作者秘匿の状態で公開するんだ。
 なので、ネームバリューなど関係なく、純粋な面白さでの勝負ができるわけだね。

 毎回、複数人のプロも参加しているから、作品の質も担保されているよ。
 回を経る毎に全体的なレベルも上がっていっているので、どこから読んでも外れなし!
 ジャンルも百人百色。普段はあまり見かけないようなものも読めるし、これだけ作品があれば、好みのものも見つかるかも。

 好きな作品があったら、投票もできるんだ。
 最終的には順位が発表されて、自分の力量を目に見える結果で確認できるようになるので、腕試ししたい人にもおすすめ。

 純粋にたくさん読めるので、読み専オタクにもおすすめだぞ☆

 そんな書き出し祭りも、今回で17回目。
 開催日は、もうすぐそこに迫った「12/24」!
 年末年始で暇になったら、思い出して調べてくれると嬉しいな。

 もちろん、ボクも参加しているよ。
 100作のどこかにあるから、探してみてね。

 ……ちなみに。この企画は、参加条件が「Twitterアカウントの所持」だけなんだ。
 つまり、普段から執筆してる人じゃなくても参加できるし、各種投稿サイトに登録する必要もなし。
 なので! 文字を書くのが楽しくなったオタク、ぜひ参加してみないかい?
 次の18回における参加者募集は、おそらく「1/21」「1/22」に行われることになるよ。

 詳しいことは、Twitterで「書き出し祭り事務局(@kakidashi_fes)」さんが発信しているので、調べてみてくださいな。

 現時点で100作のタイトルとあらすじは公開されているので! 書き手も読み手もオタクも! ぜひ!
 「押しが強くてこわい」? ボクの悪い癖です。

 過去の開催も遡って見られるので、そこで全体的な流れを見てみるのもよき。
 感想もけっこうもらえるので、読者視点に飢えた書き手にはオアシスだぞ!
 なかには、ファンアートを描いてくれる方までいるんだ。
 ファンアートだよ? もらうと嬉しい、アレだね。
 モチベ上がってきたかな? どうだい?

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 祭りのことも語ったし、あとはのんびりと最近見たアニメの話でもしようかな。

 久しぶりにアニメでもどうかなと、8年越しくらいにふと思い立ってね。
 原作小説は持ってるんだけど、そういえばアニメ版見てなかったな〜、と。『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』から見ていった感じ。


 相変わらず亞里亞さん好きだな〜、とか。我聞くんみたいな主人公いいなって。
 あと、ボク自身がオカルト大好きだから。それをテーマにしている作品は、見ていて楽しいな。
 アニメ版は原作小説の先まで放送してるから、やっと結末を見届けることができたよ。

 で、そこから科学アドベンチャーシリーズを見ていったんだ。
 最初は『CHAOS;CHILD』。
 次に『CHAOS;HEAD』を見ようとしたんだけど、ちょっと昔のノリでついて行きにくかったかな。リベンジしたいです。
 それから『ROBOTICS;NOTES』を視聴して、いよいよ『STEINS;GATE』へと。


 前から友だちに勧められていたし、絶対に好きな作品だなと思っていたのだけれど、敷居が高くて手を出せてなかったんだよね。
 で、見てみたら当然のようにハマっちゃって。そのまま『負荷領域のデジャヴ』『STEINS;GATE 0』まで見たし、しばらくは友だちとの会話で「トゥットゥルー」とか「これがシュタインズ・ゲートの選択か……」とか自然に口をついて出ちゃってたり。

 それからは、昔に見た作品を視聴し直すターンかな。
 『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』や『甘城ブリリアントパーク』を見たりして、思い出に浸るなど。
 この二作はどちらも原作持ってるんだ。甘ブリ、続刊出ないかな……。

 あとは、原作持ってるけどアニメ見ていないのをしばしば。
 『無能なナナ』や、『探偵はもう、死んでいる。』などを視聴して。
 たんもし、一巻発売時点で「これは流行る」って思ってたので。的中ってところです。
 ボクの勘はよく当たるので。
 「打率一割じゃん」? うっさいオタクー。

 あっ、ボクが好きそうな作品あったら、チャット欄に書きこんでいってね。
 見るかもしれないし、見ないかもしれない。

 とりあえず、次はジョジョの五部を見ていく予定だよ。

◇◆◇◆◇◆◇

 もうそろそろで、開始から一時間かぁ。
 ちょっと明日はいろいろとやることがあるので、事前に言ってた通り、今回の配信はここいらで終わりにしようかな。

 次回はクリスマス配信! オタクたち、しっかり準備して待っているんだぞ〜〜?

 最近はずっと寒いし、体調に気をつけて過ごすんだよ。

 ではでは。おつらびー!

 

※「兎月 千夜ch」は架空のチャンネルです。